宝塚宙組「シャーロック・ホームズ/Délicieux」

壁の飾りをかえました。

宝塚宙組「シャーロック・ホームズ/Délicieux」2021年6月26日~8月2日宝塚大劇場

 男役トップ真風涼帆さんと娘役 潤花さんの新しいコンビでの大劇場お披露目作品です。今回のシャーロック・ホームズは推理ものというより冒険活劇です。

院長の敬愛するトップ真風さんはホームズ役、頭脳明晰だがこだわり強く時にわがまま、でも度胸があるホームズを真風さんらしくカッコよく演じます。真風さんのセリフ回し「だぁ~」がファンにとってたまりませんね。

オペラ歌手アイリーン役の潤花ちゃん、背が高く大人っぽく真風さんとよくお似合いです。ホームズの宿敵モリアーティ教授役は芹香斗亜さんです。サイコパス的な悪役がはまっています。

相棒ワトソン君は桜木みなとさん、ホームズのファンであり一生懸命支えようとする常識人のワトソン、ちょっとコミカルな演技に好感です。

話が展開してゆくとだんだんと緊張感が高まって、最後には2人が直接対決するのです。楽曲も多くて聴きどころいっぱいです。

 後半のショーはパリとスイーツをテーマにしたDélicieux。これは楽しい!見ないと損です。野口幸作先生得意の古き良き時代のMGM的ショー、とにかくいっぱい詰め込んで豪華で派手なところが真風さんの魅力にマッチしまね。

 このショー、数々の名場面があります。プロローグからの大人数フレンチカンカン、これは豪華です。そして、芹香さんの女装アントワネットと真風さんフェルゼンは既にネット記事などでしられており話題ですね。黒燕尾の男役同士のダンスは圧巻です。トップコンビのデュエットダンスは二人の並びがイイですね、そして傍で芹香さんが歌い上げるという。楽曲もスウィングやラテンを多用して院長好みです。芹香さん、桜木さん、和希さん、留依さん、瑠風さん、若翔りつさん、希峰さん宙組は歌手の層が厚いなあと実感するショーでした。

 皆様ぜひすばらしい宙組の舞台をご覧ください。 (2021.6.30院長)

 

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