壁の飾りをかえました。もうすぐ梅雨入りでしょうね。
「雨の慕情」昭和55年、唄:八代亜紀、作詞:阿久悠、作曲:浜圭介
前回から続き阿久悠さんの曲です。阿久悠さんの詞は短い言葉で表しながら映像と情念と物語の世界を描くのです。当時中学生であった院長には当然難解過ぎる歌詞でした。しかしそんな大人向けの歌であるにも関わらず、若者や子供たちまで手のひらを天に向ける例の振付をみんな真似しましたな。どうもサビのリフレイン「雨雨降れ降れ、もっと降れ」には人を無条件に従わせる魔力があるのだという説明(1)をみて、院長もハッと納得がいきました。 (院長)
参考文献
(1)歌謡曲完全攻略ガイド : '68-'85 (学陽書房):
1996 p.99「1980年「レコード大賞」を受賞した際に、新人賞の聖子やトシちゃんを目当てに会場を占拠した若者たちを”雨雨降れ降れ、もっと降れ”と大合唱させてしまったこの曲が持つある種の原初的な呪術性と祝祭性に、アシッドな魔力を感じずにいられないのである。」